2011-01-01から1年間の記事一覧

新年カウントダウンへのかつての脅迫的期待

子どもの頃から青年期まで、新年に至る大晦日のカウントダウンには、何か異常なほどの脅迫的な期待があり、その瞬間をしっかりと自覚することが一大事のような気がしていた。 いつだったか、その変わり目の時に、姉が入浴しており、テレビでのカウントダウン…

暮れの寒さが好き

今日、一つ大きな仕事が校了した。あと、こまごまとした処理をすれば今年の仕事は仕舞だ。 ここ数年、暮れも正月も仕事をしていたので、久しぶりに、正月を休むことができそうだ。 この時期の寒さが、良い。この時期が来るのと、この時期が寒いのは、子ども…

名曲喫茶ライオン

知人のいる吹奏楽団のコンサートを聴き終えて、渋谷で少しのんびりしようと思い、道玄坂にある名曲喫茶ライオンに行った。 1926年創業で、建物も焼け残ったらしく、知る人ぞ知る、クラシック喫茶の老舗である。 ここのコーヒーは、濃くて、しかし何よりもミ…

吹奏楽コンサート

知人がメンバーであるヤマハ目黒吹奏楽団のクリスマスコンサートに行って来た。 心から愉しめた。 吹奏楽のコンサートというと、つい、自分の所属している楽団がこの前コンサートをやったばかりだが比べてみるとどうだろう、よくできた演奏会だけど準備はど…

夕べきれいな星空

昨夜は、以前にやっていた金管アンサンブルの仲間たちの一部と忘年会をやった。 終電に乗って、駅から家までは歩いて帰った。 そうしたらすばらしい星空。オリオン座と北斗七星を首を左右に動かしながら交互にながめた。

冬の夜風を想って

冬の風よ起これ 夜になったらおれに吹きつけろ その冷たさで体を締めつけろ そうすれば内側に温もりが固まり おれはその熱を握りしめるだろう

最後の赤とんぼを見た

18日の日曜日に、近所の野原で、赤とんぼを見た。 今年の最後の赤とんぼかも知れない。いや、もう12月半ばではないか。 気象がおかしいのか、その赤とんぼがおかしいのか、この地域がおかしいのか、それとも案外この季節でもまれに見ることがあるのか、分か…

ショパンのノクターン8番の狂気

ショパンのピアノ曲というと(というほど知っているわけではないが)、ノクターン2番がいちばんといっていいほどに好きだが、先日、8番を聴いて、気が変になりかけた。 何か、何とも、狂気をはらんでいるように、私には思えたのである。 その場で何回も何回…

12月8日という日

12月8日が日米の開戦記念日で、そんなことを書こうと思っていたら、こんなに日が過ぎてしまった。 日本人には、忘れてはならない、戦争に関する日がある。 9月18日、7月7日、12月8日、3月10日、6月23日、8月6日、8月9日、8月15日、などなど。 それぞれ、柳条…

神隠しから帰還

20日間も神隠しにあって、今日、戻って来た。 戻って来たら、もう師走も20日を過ぎていた。 いろいろな人が鬼籍に入ったりしていた。 あと10日で今年も終わりだ。

わが友のすばらしいイラスト

私の学生時代の友人に、すばらしいイラストを書く男がいる。 彼は黒澤明に学生時代から心酔していて、私にそのすばらしさを教えてもくれた。 卒業後、彼は映像関係の仕事に就いたが、先年、俗世間に嫌気がさし、世捨て人になった。 以前から絵を描いていたが…

私の掃除で死んだ小さな蛾

昨日、道ばたを箒で掃いていたら、集めた落ち葉や山茶花の花びらの中に、動く物があった。 はっとして見ると、やはりそれは生き物で、小さな蛾であった。 ずざーっと箒でこすってしまったらしく、羽をぼろぼろにして、ひっくり返ってもがいている。 そっとつ…

雹(ひょう)が降った

昨日、私の住んでいる湘南地域の、おそらくごく狭い範囲に雹が降った。 午後2時半ころだったろうか、原稿を書き続けてもうろうとしていると、雷鳴が聞こえた。しかし、空は明るい。私は飛行機の爆音かとも思った。あまりに突然で、しかも大きな異様な音だっ…

痛風と中性脂肪

痛風の診察時に血液・尿検査した結果を聞きにいった。 尿酸値が高く、痛風には間違いなかった。尿管結石の既往症があるので、尿酸の排泄を促進する薬は出ず、尿酸を作り出すことを抑制する薬を出してもらった。 さらに、中性脂肪が非常に高いので、その薬も…

ホウボウをぶつ切りにしたい

近所の魚屋に、ここのところしばしばホウボウが出ている。 これをぶつ切りにして、エビ、イカ、ムール貝、それにいくつかの野菜とトマトで煮込んでスープにしたい。 でも、料理する時間が全然ない。 タラのぶつ切りも出ているから、カキと一緒に鍋にしたい。…

秋雨で気分が沈んだら

寒くて一日中雨。 こんな日に、気分が高揚することはあまりない。 気候は、人の気分にも大きな影響を与えるもので、夏の暑さは大きなストレスになるし、秋雨の頃の寒さは、人の心も寒くすることがあるから、注意が必要だ。 気分が沈まないように注意をするの…

コーヒーはマンデリンだけど

昨日はずっと撮影。 今日はずっと原稿書き。 朝からやっても書いても終わらない。 明日もずっと撮影。 さすがに疲れて甘いコーヒーを飲んだら、うまい。 ずっと前は、外でも家でも、コーヒーはマンデリンを選んでいた。 これをうんと甘くして、ミルクもたっ…

快傑ハリマオのターバン

昨日、私が所属している世田谷区民吹奏楽団の演奏会が、無事に終わった。 この演奏会では、たくさんの団員が自分の能力をそれぞれ活かして活躍し、成功するさせることができた。私自身もたくさん勉強になった。 さて、演奏会の演出の中で、各々が、配布され…

体を動かす仕事

昨日、学生時代の旧友ら男女取り混ぜて計8人で飲んだ。一年ぶりだ。 その中の一人がこう言っていた。 「体を動かす仕事は良い。ストレスもたまらない」 私は、体を動かさない仕事をして、たくさんのストレスを抱えている。 私は、今から体を動かす仕事に変わ…

消炎鎮痛と入浴

痛風発作には対症療法として、消炎鎮痛が施される。飲み薬と湿布薬である。 消炎鎮痛のためには、入浴は禁忌とされている。 それはそうだろう。入浴して血行が活発になれば、せっかく患部を冷やして、カッカするのを抑えている意味がなくなってしまう。 けれ…

生青のり

近所の魚屋に、しばしば生の青のりが出る。 にぼしの出しを取って、豆腐と一緒にみそ汁にすると、うまい。 たぶん、体にも良い。 青のりは、乾燥させたものを、お好み焼きややきそばに掛けると、もちろんこれも、うまい。 しかし、「青さ」は、私はうまいと…

「狂人」とは何だろう

狂人とは何だろう、どんな人のことをいうのだろう。 そして、いつ、誰が、どうやって、それを決めるのだろう。 そんなことをずっと昔から、折々考えている。 例えば、主体と客体の捉え方が、“圧倒的多数”と“相当程度”異なっていたら、それを狂気というのかも…

栴檀は二葉より芳しく亀虫は幼体より臭気甚だし

「栴檀は二葉より芳し」というけれども、亀虫もなかなかのものだ。 今日、小さな、体長6ミリほどの亀虫がいたが、強烈な臭いを残した。 あれが幼体だとすれば、「亀虫は幼体より臭気甚だし」ということになる。

寝られないなら食う食えないなら寝る

仕事などで睡眠不足なら、しっかりと食べなければ体がもたない。 食事をしっかりと摂ることができないなら、しっかりと寝なければ体がもたない。 寝られず食べられずだと、体は確実に衰弱する。 と、思う。 今日は、午前3時半に起きて、撮影立ち会いと取材で…

左手の人差し指の爪を切ったような月

夕方、スタンドを点けて、寝転んで、本を読んで、読み疲れて、スタンドを消すと、外は真っ暗だった。 立ち上がって外を見たら、向かいの家の屋根の上に、左手の人差し指の爪を切ったような月が出ていた。 目がかすんで、その細くて白い輝きが揺れていた。

シリーズ「電車で業4」案内表示

昨日は、打ち合わせを2件してきたが、痛風の足を引きずって大いに痛感したことがある。 それは、駅のエスカレーターやエレベーターのありかを示す案内表示が、意外に見つけにくく、まだまだ少数派には暮らしにくい世の中だ、ということだ。 もちろん、最近は…

北杜夫の随筆と訃報

中学生くらいの頃に、北杜夫を読んだという人は、私の世代かもう少し上に多いだろうか。 私は、子ども向けの読み物にしても小説にしても、まったく読んだことがなかった。遠藤周作の随筆などで、「第三の新人」の一人であることを知っていたくらいで、後に斎…

夜明けの激痛

昨日、夕方になってだいぶ収まってきた痛風の痛みだったが、今日の明け方になって、激痛が襲ってきて、目が覚めた。 それまでの痛みに比べても猛烈で、じっとしていても激烈な痛みだ。 私は、少し前の尿管結石の時の座薬があるのを思い出した。寝室から階下…

久しぶりに痛風の発作が出た!

以前に初めて痛風発作が出たのは、何年前だったろう。 今日、明け方、じわじわと強まってくる痛みで覚醒した。 それから夕方過ぎまで、痛みは強まる一方であった。痛みは前回と同様に多発部位である左足親指の付け根であった。 その痛みのピークの時に、階段…

巨大カマキリににらまれた

住宅街とはいっても、このあたりは、自然がまだまだ残っている。 聴き慣れない鳥の声も聴こえるし、地面にはムカデもトカゲもいるし、家の周囲にはジョロウグモもカタツムリもヤモリもいる。 今日は、玄関を出て、腰を屈めたら、目の前の塀に巨大カマキリが…