2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

プラネタリウムの日暮れ

1964年生まれの私が小学校3、4年の頃だから、1970年代の半ばだろう、渋谷の五島プラネタリウムに毎月のように通った。 ひんぱんに行くようになったきっかけは忘れてしまったが、いつも同じ社宅の1つ2つ年上の子らと一緒に行ったのだから、彼らに誘われたもの…

『糸井ちゃんせんそうのお話してあげる』

『糸井ちゃんせんそうのお話してあげる』(八木義之介著、蒼海出版 1971年8月30日第二版発行)は、おそらく私 が戦争というものを考える大きなきっかけとなった絵本です。 糸井ちゃんという、小さな女の子が、お父さんに連れられて“せんそうばし”を渡って、…

シルクロードのラグメン

1990年と2000年の2回、中国の北京からパキスタンのイスラマバードまでのシルクロードを、鉄道とバスを使った陸路の旅をした。 その時、新彊ウイグル自治区のウルムチやカシュガールで何度も食ったのがこのラグメン。ウイグル族を中心としたシルクロードのイ…

『父と暮らせば』で嗚咽するだけじゃだめだ

初めて観た芝居は、劇団こまつ座の『父と暮らせば』(1994年9月新宿・紀伊国屋ホール、すまけい、梅沢昌代主演)だった。 その10年後に、映画化された『父と暮らせば』(2004年、黒木和雄監督、宮沢りえ、原田芳雄主演)を観た。 この映画の方には縁があった…