2010-01-01から1年間の記事一覧

ねじり鉢巻き尻っぱしょりにすててこ

ここのところ、よく、ねじり鉢巻きをしている。ぐっと気合いを入れるべき場面が多いからだ。 まずは、先々週の宮古島での交歓演奏会。もちろん本番のステージ上ではない。本番前の音出しや、リハーサルのステージで指揮者の先生がいらっしゃる以前の場面だ。…

日だるの神様

ちょこちょこ仕事したり、寝転んだり、買い物に行ったり、何をどうしても、だるい。日中は日ざしも強かったから、日だる神につかれちゃったのかな。 滋養のあるものを食えば、良いのではないかと思い、秋鮭を、きのことたまねぎとバター焼きにして、沖縄で購…

親不孝かジーパンか

宮古島、沖縄とあわせて5日間の旅行中から、左手の人指し指に「ささくれ」ができていて、これが傷が深く痛い。血も出ちゃった。 幼少の頃に「ささくれができるのは、親不孝をしている証拠だ」という、実に強迫的な俚諺を聞いたことがあり、ささくれ発症のた…

沖縄で

宮古島での交歓演奏を終えて、単身、沖縄本島へ。画家の梅原龍君夫妻と再会して、泡盛を飲んで、いろいろな沖縄そばを食って、古い市場を歩いて、龍君の紹介で在住のカメラマンと出会い、紅型作家と出会い、考古学研究者と出会い、古代の聖地を訪れ、これか…

宮古島へ沖縄へ払暁出発

午前4時に家を出て、払暁、宮古島へ出発する。わが世田谷区民吹奏楽団と沖縄県宮古島との交歓演奏会のため、そしてその後、皆と別れて単身、沖縄県南城にいる後輩の画家、梅原龍君のアトリエを訪ね、沖縄を3日間、全身で見るために。 もう10月が始っている。

とんかつをゆっくり食った

神田神保町で打ち合わせがあり、午後からだったので、今日の昼食はこの界隈で食おうと思った。 外食に際しては、良い条件をできるだけ整えたい。食いたいもの、行きたい店、腹の空き具合などが整わなければ、無理をして食わない。条件が整うまではと、17時く…

四半世紀ぶりにジーパン

私が所属している楽団では、本番に応じて、団貸与の制服を着たり、購入したオリジナルTシャツを着たり、時には自前の黒礼服上下に蝶タイだったりのステージ衣装があるが、今度、濃紺のジーパンが必要になった。 ジーパンがステージ衣装の一部として必要とい…

三温四寒

涼しくなってくれば、こっちの天下だ、とばかり、暑さに弱い私としては張り切っていたのだが、三寒四温の逆の三温四寒という具合に、だんだんと涼しくなってくれないので、どうも体が付いていかず、しかも、急な低気圧だと、頭痛がひどいし、脳みそが眠って…

簡易型牽引運搬器 通称ガラガラ

沖縄県宮古島に演奏旅行に行くに際して、楽譜や着替えはザックに詰め込むが、楽器をハードケースで運ばなくてはならないので、横文字でキャリアーとでもいうのか、金属の骨組みに車輪と把手が付いた運搬器を入手した。これにケースを縛り付けて、手で引いて…

小林桂樹さん

私の部屋の壁と天井に、岡本喜八監督の映画の復刻ポスターが貼ってある。岡本監督は私が大好きな映画監督の一人だ。 その映画ポスターの中心にあるのは『江分利満氏の優雅な生活』である。岡本作品の中でいちばん好きな映画だ。 だから、この映画は私の最も…

特定検診

昨日は、午前中に自治体の特定検診を受診、午後はムック本の取材前の荒いラフスケッチ描き、夕方から黒澤明の画コンテ展、夜は赤坂の知人のスナック、と、いささか疲れた。 これから仕事は佳境に入るし、10月の初めには所属している世田谷区民吹奏楽団の交歓…

黒澤明生誕100年記念画コンテ展

恵比須にある東京都写真美術館で「黒澤明生誕100年記念画コンテ展 映画に捧ぐ」が開催されている。 映画化されている作品としては「影武者」「乱」「夢」「八月の狂詩曲」「まあだだよ」など遺作までの5作品、それに未映像化のコンテも展示されている。総展…

1931年9月18日

私の高校時代の日本史の教科書(山川出版社 1973年文部省検定済 1980年改訂検定済)の第10章「近代日本と世界」の3項は「軍部の台頭」なっており「満州事変と国際連盟脱退」の小見出しがある。 ここに、「陸軍とりわけ関東軍は」「武力によって満州を中国の…

卯の花

ぶり返した暑さと、ここのところの暴飲暴食のせいか、明け方にひどい胸焼けがして気持ち悪くなってしまった。 明後日は大事なロケハンもあるし、今日は節制しようと思い、夕食まで絶食することにした。 絶食することと節制することは違うかも知れないが、そ…

911アメリカ同時多発テロ

2001年のあの日、私はテレビを見ていた。ニュースステーションのこの日のトップは、台風の被害状況のニュースだった。 始まって数分も経たないうちに、急にアメリカABCテレビのニュース映像が出て、キャスターが(この時は久米宏ではなかったと記憶している…

WHO世界自殺予防デーと自殺志願者の心

今日、9月10日は「WHO世界自殺予防デー Woerld Suicide Prevention Day」である。 WHO(世界保健機構)では、「自殺は深刻な、しかし予防可能な公衆衛生上の問題である」としている。 http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/measures/yobodayj.html 私のホームペ…

心の中にまで寄り添う金管アンサンブル

週末に、本当に久しぶりに金管アンサンブルの練習、というか気ままなセッションをやった。 以前に金管楽器十重奏ほどのアンサンブルで、趣味の演奏やボランティア演奏などをして、北京にまで演奏旅行をしたが、何年か振りでメンバーが一緒に音を出した。 ト…

京王線に乗って西の夕焼け空に向かう

ちょうど夕暮れ時に、京王線に乗り、先頭車両に陣取った。 客車の窓とその先の運転席の窓の向こうに、きれいな夕焼け雲があった。 京王線はずっと西へ西へと向かって、真正面の夕焼け雲は動かない。 架線とその支柱の鉄骨は、真っ黒なシルエット。 線路は、…

頭脳を酷使しながら酩酊するとどうなるか

先週、仕事の打ち合わせの後で、カメラマン氏と編集氏とで飯を食い(私は塩辛を肴に酒を飲んだ)、その後、編集氏と差し向かいで、赤坂の私の行きつけの店で飲んだ。 バーボンのソーダ割りを専ら飲った。この編集氏と差しで飲むのはほぼ2回目で、前回も今回…

近所ではセミの声もカネタタキの声も

どうも今年の夏は、うちの近所でセミの声が少ない気がする。 調布の深大寺からそう遠くないこのあたりは、近くに屋敷林もあり、例年ならば、アブラゼミ、ミンミンゼミ、8月半ばを過ぎればツクツクボウシの鳴き声がにぎやかに聞こえる。日が暮れても、街灯の…

線香花火の火の玉みたいな月を見た

午前3時くらいに目が醒めて、暑苦しくてどうにも眠れず、トイレに行こうとして窓の外を見ると、今まさに建物の陰から昇ろうとする月の、すさまじいほどの色を見た。線香花火の火の玉が、満を持していよいよ火花を散らす直前みたいな色だ。 その色はあまりに…

カーン・リーとジリオラ・チンクェッティとフランスギャル

あまり聞き慣れない外国語は、その言語の歌を聞くと、とてもよく「雰囲気」が分かる。 ゆっくりと語りかけるように歌う部分、叫ぶように歌う部分、発音を長く延ばして歌う部分、早口でまくしたてるように歌う部分。 カーン・リーの歌うベトナム語のポップス…

百日紅

百日もの間、花を付けるからといっても、やはり今が盛りだろう。百日紅(ヒャクニチコウ、ヒャクジツコウ)つまりサルスベリの花が市街地にいっぱいだ。 濃い紅色の花と真っ白な花、今日は薄紫色に見える花があった。そんな品種があるかなあ。 どうも今年は…

掃き清めた玄関先のアブラゼミ君の屍

先日、猛暑の昼下がり、ある住宅街を歩いていたら、新築の家の真っ白に掃き清められた玄関先の、真四角なコンクリートのまん真ん中に、ひっくり返ったアブラゼミ君の屍があった。 私はそれを見て、その光景を見て、つい笑ってしまった。 アブラゼミ君はおそ…

「画家が戦争を記録した」

私には、もうお一人、年輩の画家に知己がある。 私がかつて勤めていた、野ばら社というイラスト集や唱歌集、書道の手本などを出版している会社の大先輩にあたる方で増田博一さんという。その会社では、営業全般の他、イラストを描いたり本の装丁をしておられ…

鉛筆画

今日は、東京駅前の丸善丸の内本店へ「東京こだわりの風景画展」へ行った。ここに出展している安住孝史さんの鉛筆画を観るためだ。 安住さんは、鉛筆だけを画材として、消しゴムを一切使わず、非常に精密な風景画を描く。それも夜の風景がほとんどである。 …

「酒の追憶」

戦争を扱った本を読んでいたら、疲れてしまった。「私は玉砕しなかった グアムで投降した兵士の記録」(横田正平 中公文庫版)、「ある補充兵の戦い」(大岡昇平 徳間文庫版)、「薄明」(太宰治 新潮文庫版)。 それで、太宰治の「酒の追憶」(新潮文庫版『…

もつとたらこ

一昨日くらいから、ちょっと持病の痛風の発作が出始めていた。痛風だから、もつなどを食ったらいけない。いけないと思ったら食いたくなった。そしてもつ煮込みを食った。心も病み気味だ。 今日は、飲み屋に行ったら焼きたらこで飲んでいる人がいた。酒の肴に…

ソ連赤軍の侵攻と長崎の原爆

長崎に原爆が落とされたのは1945年の今日。その前日、ソ連の赤軍がいわゆる旧満州に侵攻してきた。 私の父は、満州のハルビンで現地召集され、軍用列車がソ満国境へ向かう途中で武装解除されたようだ。落命寸前で日本へ引き揚げることができ、今年で83歳の齢…

ミツバチと一緒にごくごく

昼下がり、近所の神社で手水鉢を使わせてもらおうとしたら、その石の鉢のまわりにいっぱいミツバチがたかっていて、水を飲んでいた。 みんなお腹をもくもく、もくもくと動かして、口元は見えないが、ごくごくと飲んでいるかのようだった。 この暑さで、夕立…