ねじり鉢巻き尻っぱしょりにすててこ

 ここのところ、よく、ねじり鉢巻きをしている。ぐっと気合いを入れるべき場面が多いからだ。
 
 まずは、先々週の宮古島での交歓演奏会。もちろん本番のステージ上ではない。本番前の音出しや、リハーサルのステージで指揮者の先生がいらっしゃる以前の場面だ。はっきりと憶えていないが、夜の宴席でもやっていたかも知れない。
 
 次に、沖縄滞在中の友人や知己を得た人々との宴席。ねじり鉢巻き姿で、くだらないことをしゃべりまくっていたようだ。
 
 そして、今日、ムック『インテリアアクアリウム』5号(笠倉出版社)の撮影。朝から晩までの大仕事だが、関係各界のベテランが終結しての仕事なので、ここで気合いを入れなくて、どこで入れる、という場面だ。
 
 いずれの場面でも、周囲の方々には、鉢巻き姿は好意的に受け取られているようだ。それは、私が、顔も姿も、旧日本人的だからであろう。だから、浴衣なども、私はとても似合う。
 
 鉢巻きに、浴衣を尻っぱしょり、すててこで、かっぽれでも踊ったら、さぞ姿が良いことだろう。しかし残念なことに、それができるほど、粋人としての修行は積んでいない。