親知らずを抜く予定だったが

 地元の歯科医院で診てもらった結果、非常に抜きにくいであろう親知らずがあり、そこが炎症を起こしているので、紹介によって病院の口腔外科で抜くことになった。
 今日がその日であり、覚悟を決めて赴いた。
 そこでまた詳しく診てもらったところ、その1本もさることながら、残りのもう1本も状態が良くないので、抜いた方が良いという。
 しかも、どちらも抜くのはかなりの難儀であるという。外来で抜くよりは、長時間の手術になることや、相当の出血、痛み、腫れが予想されることから、1泊2日くらいで入院した方が良いだろうということになった。
 とんでもないことになったと思ったが、こうなれば仕方がない。
 2週間くらいは、痛みや腫れが続く可能性があるので、ハードワークの合間にやるよりは、仕事があまり忙しくない時が良い、とも言われた。
 ならば、今だろうと思って、3月に入院して手術することに決まった。
 「相当な出血、痛み、腫れ」。いちばん苦手。
 ただ、これらを抜くことで、何と言うか、身体のトゲを抜くとでも言うか、最近は身体の負担になっていたものを除去する、大変に良い結果になるだろうことが、感覚的には確信している面もある。
 まあ、こういう年回りなのだ、きっと。