山本敏晴写真展『ルーマニアの記憶』を観た

 調布市で開催してる、山本敏晴写真展『ルーマニアの記憶』を観た。
 ルーマニアで、子どもたちに対して「大切なものは何」と問いかけて、その答えを描いてもらったという絵と、その本人や周辺を写した写真の展覧会であった。
 日々刻々と、絶えることなく、つぶつぶのように、人が生きていることを感じた。
 私の高校の恩師、藤田勝久先生(ご本人は「先生」と呼ばれるのを非常に嫌っておられるが、私には、単なる学校の教諭ではなく、まさに先生だ)から言われた言葉の一つを思い出した。
 「世界のことを考えたら、絶望している暇はない」。