帳場格子を結界というそうだ

 つい先日、新聞を読んでいて、江戸の昔の商家の、帳場格子を「結界」と呼ぶという記述があり、「へえ、知らなかった」と思った。
 現在はなかなか帳場格子などを見ることはなく、骨董屋でいつだったか見かけた。
 そういえば、以前に仕事で行った、東北の蔦温泉の帳場には実物があった。
 今日、私の後輩のお母様が書いた小説『茶碗の中 光琳と乾山』(川浪春香著 編集工房ノア 2002)を読んでいたら「俗に結界と呼ばれる帳場格子には、」という記述があった。
 こういう新知識吸収の連鎖は、本当にうれしい。