高校の吹奏楽部の先輩が教師になって帰ってきた

 私の高校の吹奏楽部は、私が創部から3代目で、2期上、1期上の先輩方が苦労して立ち上げたものだ。
 部を創り上げた中心であったK先輩は、その後、高校の教師になっていたが、都内でいくつかの転任の後、とうとう母校に戻って来て、吹奏楽部の顧問になったのである。
 そうして、先日、実に30年ぶりに母校の定期演奏会で指揮を振ったのである。それを見た感激はまた別の機会に書くとして、K先輩の母校での晴れ姿を見るために、OBが集まった。
 先輩や後輩としばし飲んで歓談した。
 私自身は高校時代はたいしたこともせず見るべきものは何もなかったが、集まった皆さんはそれぞれに部内で活躍をしていて、個性あふれ、私にはどの方にも印象深い思い出があり、そうした方たちと再会できたことは、本当にうれしかった。
 うれしかったと同時に、普段は感じることのない奇妙な気分にもなった。
 旧知の人たちと再会することは、昔の自分と再会することでもあり、さらに現在の自分を鏡に映すことでもあるからだ。
 高校時代の吹奏楽部の思い出については、ホームページでも書いている。以下のURLだ。
 http://iwama.books.officelive.com/music005.aspx