ベトナムのポップスすてき

 ベトナムのポップスといっても、現在のものではなく、1970年代のカーン・リーの曲だ。
 ずっと前にCDを買って、たまに聴いているが、今日、久しぶりに聴いたら、いや実にすばらしい。
 日本の歌謡曲の中の、特にメロディーが上質なものに、ほんのわずかにエキゾチックな要素(日本人である私にとって)を加えた感じだ。構成は日本のポップスと違ってなかなかおもしろい。
 何よりも歌っている女性歌手カーン・リーの表現力のすばらしさには、ただただ感嘆するばかり。
 私はベトナム語は分からないので、歌詞を聴いても意味は不明だが、おそらくそこに含まれる哀切が極まって心に染み込んでくる。
 ベトナムの現代史との関わりも何かあるのかも知れない。
 一度、行ってみたいなあ。