朝鮮の伝統民族楽器「ソヘグム」の音色

 土日もほとんど仕事をしていて、全然休まらないけれど、この前の金曜日に、朝鮮の伝統民族楽器「ソヘグム」の音色を聴きに行った。
 家からそう遠くないところに、祇園寺という寺がある。やはり近くの深大寺と縁の深い寺で、それはつまり、往古の朝鮮半島からの渡来人とも縁が深いことになる。
 そのいきさつは、書かないが、私は前に仕事が暇だった時、それらの古い郷土史を、古い資料と自分の足で随分と綿密に調査したものだ。それをまとめる時間がないが、いつか必ずとは思っている。2000年近く前のできごとが、このあたりの地形でたどれることに、興奮するのだ。
 それはともかく、そんな縁もあってか、祇園寺で、朝鮮の伝統民族楽器「ソヘグム」を演奏する催しがあった。
 プログラムとしては、現代のポップスなどがあり、それも良かったけれど、やはり『アリラン』の演奏が一番だった。
 そして、何よりも、その奏者夫婦がすばらしかった。音に魂を込めている様子が、その演奏からありありと分かった。
 また機会があったら、聴いてみたい。