クレー展と梅原龍君の個展に行った

 一昨日の金曜日、「パウル・クレー おわらないアトリエ」展と、後輩の布絵作家梅原龍君の個展「窓のある鹿」を観に行った。
 クレー展は、7月いっぱいで終わり。何とか行きたいと思ってここまできてしまった。先に開催された一連の岡本太郎展へはとうとう行かないで終わったので、少し無理をしたのだ。
 今回のクレー展、最終の土日などは大変な混雑が予想されるので、金曜の仕事を土曜日に回して、竹橋の国立近代美術館へ赴いた。
 それでも混んでいた。美術展に多くの人が親しむのはとてもすばらしいことだが、ただでさえ人混みが苦しいので、混んだ美術館はつらかった。
 前にクレー展に行ったのは、1989年秋の「没後50年記念 パウル・クレー展 1890年から1920年代へ」であった。
 クレー、ミロ、カンディンスキーなど、中学や高校の美術の教科書で観て以来、すっかり好きになったので、今回もじっくり観ようと思ったが、1時間半ほどで、疲れ切ってしまった。人混みもあるけれど、集中して観ると、精神的に非常に疲労する。
 さて、梅原龍君の個展は毎年この時期に、浦和の画廊兼カフェーの「楽風」で開催される。
 気楽になどといっては失礼ながら、こちらは落ち着いてゆっくりと観ることができた。今回は今までになかった大作もあり、また、新しい表現の芽吹きもたくさん見いだされて、今後も楽しみになった。
 その後、梅原君と、彼のサイトや案内ハガキのデザイナーさんと飲みに行き、相当に飲んだ。
 梅原君の個展は、8月2日の火曜日まで。
 梅原龍君のサイト。
http://www.sachibarumaya.com/ImaginativeFabricPic/index.html