藤城清治が影絵で描いた夏の夜空

 毎年、影絵作家、藤城清治の影絵によるカレンダーを購入している。
 7月8月は「竿燈祭り」という題だ。
 長い竿に、しなるほどたくさんの提灯が灯り、これを法被姿の威勢の良い人たちが、肩で持ったり、腰だめで支えたりしている。
 背景には明かりのついたビルがあり、街路樹の葉がたなびき、月が煌煌と光っている。
 この絵を見ていると、気持ちの良い夜風が顔に当たるような気になる。
 そういえば、ずいぶん前に藤城清治の影絵に関する随筆を書いたのを思い出した。
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