原発はどうなるのか

 地震原発が危険な状態になっているという報道に触れた。現在18時少し前。どのような状態かは、私はもちろん責任を持って言えない。
 そして、近くの人は、ハンカチで口をふさぐようにとか、窓を閉めるようにとか、屋内に入るようにとかの注意も報道された。
 今さら、そんな火災の避難訓練のようなことを言いはじめていることに、強い怒りを感じる。もちろん、そうした措置であっても、できるだけ被害を防ぐことは重要であるが。
 私は、東京大空襲を思い出した。アメリカ軍の爆撃による被害は日々の消火訓練で防ぐことができると言われていた。火たたき(はたきのような道具)やバケツリレーで防ぐことができると宣伝されていた。
 しかし、それらがまったく無力であったことは、歴史によって証明された。一晩で10万人が死んだのである。
 原発は安全であると言われていた。災害に対しては何重もの安全措置があると言われていた。
 何としても、それを信じたい。何としても被害が広がって欲しくない。
 もし、私も含めて、大変に不幸な未来になるとしたら、私は、自分が、原発に反対してきたこと以外には、ほんのわずかでも、自分を慰めるものはない。
 しかし、今はとにかく「冷静に、自分の経験と、判断で、身を守る」ことを考えたいと思う。