連日のように黒澤明

 京橋にある東京国立近代美術館フィルムセンターで催されている「生誕百年 映画監督 黒澤明」の特集上映を、連日のように観に行っている。
 
 国が所蔵する状態の良いフィルムで、これだけまとまった黒澤作品の上映は、なかなかないと思われるし、私自身、こうして全身全霊を傾けて黒澤映画を観ることは、今後は時間の問題や、気力体力の点で難しくなると考えていることから、ほとんど最後の機会と思っている。
 
 映画に限らず、表現作品は、そこに込められている“もの”や“心”が大きくて深いと、観賞する側はかなりエネルギーを要する。
 
 今日は、2本観た。くたくたである。このあと、観たい作品は5本。頑張って観よう、私には必要なことだから。