2014-06-01から1日間の記事一覧

僕のTOKYO1964 〜貨物列車のでこぼことともに消えたもの〜

「長き長き春暁の貨車なつかしき」。これは、加藤楸邨という人の句だそうで、中学校だったか高校だったかの国語の教科書に載っていた。 物心ついた時分から大学に入るまで、私は東京の駒込に住んでいた。そこは父の会社の社宅で、門を出て左に百メートルほど…