テナーサックスの難曲『ファンタジア』

 私のこのブログとホームページの現在の管理人は、学生でテナーサックスのアマチュア奏者だ。その彼女が先日、レッスンを受けているスクールでの発表会に出演した。
 
 ピアノ伴奏で一人で吹くのだが、それはまったく大変な難曲であった。『ファンタジア』(ヴィラ・ロボス)というテナーサックスのために書かれた曲なのだそうだが、題名のごとく、音が渦巻く“空想”のような“気まぐれ”のような曲であった。
 
 見事に演奏し終わって、堂々たるものであったが、ああした難曲に挑戦しようと思う気持ち、地道に練習するということ、大勢の前で吹きまくる度胸、どれも今の私には、ないなあ。